AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 02-03
No.27 February / March 2003


日本語版 SJR 2月/3月号 (No.27)(PDFファイル)

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表紙

写真はマイクロオリーブで撮影された地球の画像
(伊勢湾、四国、九州が見える。
宇宙空間の輝点は月)

Contents

Executive Comments  (PDFサイズ:208kB)
カナダ通信研究センター(CRC) ゲリー・ターコット所長
カナダ通信研究センター(CRC) ゲリー・ターコット所長に、カナダの多年にわたる衛星通信に関する活動の概要とその展望について述べていただきました。カナダは1962年にアルエット1号衛星を打ち上げ、世界で第3番目に宇宙に仲間入りをし、世界初の直接衛星放送の試験を行うなど、宇宙開発に関しては意欲的に取り組んでいます。

総力特集  (PDFサイズ:527kB)
AeroAstro社の最新衛星プログラム
Dr. Rick Fleeter

1988年にAeroAstro社が設立された当時、マイクロサットに特化した会社のアイデアは、非現実的で、おそらく独創的すぎたものでした。私たちのビジョンはすべての人々のために宇宙を創造することです。SPORT、KitCoreなどAeroAstro社の最新衛星プログラムを、同社のCEO、Fleeter博士に紹介していただきました。

連載特集 衛星余話 (PDFサイズ:54kB)
本誌編集委員 水野秀樹

1957年のスプートニク打ち上げ、1969年アポロ月面着陸、1970年おおすみの打ち上げ成功、1977年CSの打ち上げなどの出来事を通じて、我が国の衛星通信の来し方行く末をつづります。

セレクテッドペーパー(Selected Paper)  (PDFサイズ:2056kB)
準天頂衛星システム"Quasi-Zenith Satellite System"

2002年11月、韓国ソウルで開催されたAPSCC-2002で発表された準天頂衛星 システム"Quasi-Zenith Satellite System Combined services of communication, broadcasting and positioning"を紹介します。

衛星通信と私   (PDFサイズ:858kB)
(株)アオキのマネージャ小林千里さん

青木社長と初めて話をしたとき「3年だけ手伝って、打ちあがったらスイスに行きたい」と言いました。青木社長の答えは「よっしゃ、そのときはヨーロッパ支社長や!」と。それで決まりました。「まいど衛星」をプロモートする(株)アオキのマネージャ小林千里さんにインタビューしました。

Space Japan Milestones
小型衛星搭載の民間用機器利用システムでの画像取得に成功
通信総合研究所 木村真一
  (PDFサイズ:44kB)

平成14年12月14日宇宙開発事業団の開発した小型衛星マイクロラブサット1号が打ち上げられました。搭載されていた通信総合研究所の開発した部分先行実証ミッション(Micro-OLIVE)の高能力画像処理コンピューターと小型低消費電力カメラが、軌道上で画像の撮影に成功しました。その画像を本号の表紙に示します。

学会だより
PTC 2003 (PTC25) Conference & Exhibitについて (PDFサイズ:84kB)
本誌特別編集顧問 北爪進

平成15年1月19日から23日に、ハワイのホノルル、ヒルトンハワイアンビレッジで開催されたPTC (Pacific Telecommunications Counsel)の報告をします。PTCはアジア太平洋地域の通信事業の開発に貢献する産業界、学界、各国政府機関が参加する会議です。デジタルデバイド問題、今後の通信衛星需要動向と利益確保、衛星打ち上げ事故や軌道上不具合によるコストの問題が議論されました。

Capital Product & Review
C-バンド固体電力増幅器(SSPA) (PDFサイズ:195kB)

1987年にTelecom2搭載用C-バンドSSPAを担当して以来、数々の衛星に搭載されてきた三菱電機製のCバンド固体電力増幅器の紹介を行います。

Topics from Within


世界のニュース<(PDFサイズ:168kB)

GPSIIR-8を搭載したボーイングデルタIIロケットの打ち上げ成功、インテルサット衛星を$BEk:\$7$?%"%j%"%s#4:G8e$N%_%C%7%g%s$NBG$A>e$2@.8y!"Kaバンド商用通信衛星Wildblue-1の構築再開など、衛星に関する世界の最新ニュースを紹介します。

JFSC委員会構成  (PDFサイズ:8kB)

2/3月号編集後記 (PDF 10KB)

2003年2/3月号編集後記
 3月20日米英によるイラク攻撃が開始された。中東の砂漠地帯といった通信インフラの貧弱な最前線から送られてくるコマ落ちした品質の良くない画像はインマルサットFシステムを用いているのであろうか?災害を初めとする非常時にその威力を発揮するのはやはり衛星通信であるが、非常時ばかりでなく、平常時においても衛星通信を有効に使用できるようにする仕組みが、特に固定、移動問わずに地上インフラのブロードバンド化が進展する日本における衛星通信に求められている。この意味において、今回の紹介の(株)新衛星ビジネスによるビジネス展開、来月4月に開催される21st AIAA-ICSSCにおいて衛星通信を活性化する新しいシステム、技術が紹介されることを期待する。


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
通信総合研究所 無線通信部門内
FAX:042-327-6698
E-mail:wakana@crl.go.jp


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